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トップに寄木：竹のチェックを使ったソプラノロングネックウクレレです
竹目方向を交差せた板はどんな音がするのかどうしても聞きたくて作りました
素直な竹目を使ったものは以前作り、その個性はわかっているのですが、竹目方向を縦横に貼りあわせた板って、振動が止められて音が響かないいんだろうか？それとも分散してぼやけるんだろうか？　素朴な疑問です
かなりガッツリ作ってますがボディーは以前作ったものの端材です　これはこれでECOですね
ネックはいつものマホガニーでアルダーを挟んだ３P構造、サイド・バックは竹、トップボードには独自ブレーシング、指板にはパドゥクの薄板を挟んだボコーテバインディング、フレット端処理はボールタイプ、ロゼッタはいろんな材を使った斜陽模様と完全に本気モードの作りです
結果、音はというと普通に竹、完全に竹、音つまりもぼやけもなく竹、竹って竹目方向関係ない
実に面白くない結果ですが、竹の恐ろしいまでの可能性を知ってしまいました

パープルハートトップのコンサートウクレレです
お客様は日頃テナーウクレレをお使いですが、テナーではネックが長く、コンサートでは短いと感じられており、410mmスケールのコンサートの作製となりました
あまり派手な装飾はお好みではないとの事で、地味に装飾を所々に入れ個性を出してみました
HEADは小さめでペグはGOTOHのUPTのオレンジボタン、指板のポジションは黒蝶貝の細ライン、ネックバインディングは縞黒檀にパドゥクの薄板を挟んでオレンジのアクセント、ロゼッタはアバロンの二重円です
ネックはマホガニーでアルダーを挟んだ３P構造、サイド・バックはマホガニー、トップボードはファンブレーシング、フレット端処理はボールタイプです
ピックアップはFive-oを装着、ボディーのネック側にストラップ用のロックピンを取り付けました
塗装もネック裏以外はグロスとかなり豪華な作りです
是非お気に入りの一本として活躍させてください！

トップにパープルハートを使ったテナーウクレレです
パープルハートをトップに使うのは稀ですが、サウンドボードとしての特性もなかなかいいんです
深めのカッタウェイに青く塗装したバーズアイメープルのピックガードがアクセントになっています
お客様のご要望で小さい葉っぱ模様の木のインレイを入れてます
ロゼッタはビーフウッドとプラタナス、黒檀を使った独自デザインです
ネックはマホガニーでウォルナットを挟んだ３P構造、サイド・バックはマホガニーに濃茶の塗装、トップボードはファンブレーシング、指板・ブリッジは縞黒檀、フレット端処理はボールタイプ、ネック・ボディーのバインディングは栃のカーリーです
パープルハートはその名の通り紫色の材ですが、経年変化でハカランダの様な濃茶に変色していきます　色の変化も是非楽しんで下さい

Top材:パープルハート
サイド&バック材:アフリカンマホガニー(着色茶黒)
ネック材:ウォルナット&ホンジュラスマホガニー(3P)
指板・ブリッジ:縞黒檀 バインディング:栃(虎杢)
ピックガード材:バーズアイメープル(着色青)
ヘッドプレート:パドゥク(茶),縞黒檀(黒),バーズアイメープル
ロゼッタ:ビーフウッド(茶),プラタナス(肌),縞黒檀(黒)
インレイ(葉):パドゥク(茶),朴(薄茶緑),黒檀(黒)
ナット・サドル:牛骨 ピックアップ:L.R.Baggs Five-o ペグ:Grover 9GB
弦長432mm
SIZE：H690mm W230mm D75mm

竹のコンサートウクレレです
竹を細かく貼りあわせた複合板です ボディーのトップ、サイド、バックは全部これ
どんな音がするのかどうしても気になって作ってみました
実は市販品の竹のウクレレの音を聞いた事はあるのですが、構造的な部分で竹の個性が抑えられているように思えて納得できなかったんです
ネックはいつものマホガニーでアルダーを挟んだ３P構造、トップボードはXブレーシング、指板は縞黒檀、ロゼッタはビーフウッドとプラタナス、パープルハートを使った独自デザインとちゃんとしっかりした作りとしました
結果、少しトップボードを厚くしたためボリュームは控えて伸びのある音ですが、音全体が粗い感じです 悪い音ではないので竹の個性と思います（前出の市販品とは全然違います）
ちなみに竹って定義としては木でも草でもなく両方の要素を持っているそうです
材の信頼性が高ければ今後多く使われるかもしれませんね

トップにボコーテ、サイド・バックにプラタナスを使った総単板コンサートウクレレです
ネックはパドゥクの薄板をシカモアで挟んだ3P、もちろん変形予防の木目合わせ済み
音質は、乾いて澄んだ音で音量もあります